今日の3限目は、東校区コミュニティ主催の「伊六万歳」の鑑賞会が行われました。伊六万歳とは尾張万歳の分派で、津島市の無形文化財に指定されています。全校児童だけでなく、地域の方にも来校いただき、みんなで鑑賞しました。歌に踊りに楽しく鑑賞させていただいた後、代表児童による鼓(つづみ)の体験も行われました。今回、鑑賞した「伊六万歳」は、後継者難に苦しみながら津島市の「演劇集団くつわ」によって伝承されています。こうした伝統文化が後の世にも残されていくことを願います。子どもたちの中で興味をもった子がいたら是非!
そして、こんな話の紹介です☆
東アフリカのエチオピアという国についての記事です。
お洒落に着飾った人々が東京のカフェのようなところで談笑を楽しんでいる。
手をつないだカップルがショッピングモールを歩き、屋内遊技場には子どもたちの歓声が響く。
ゆっくりと走る鉄道は発展を続ける街を静かに貫いた。
この街に来るたびに、いつも驚きが待っている。
最後の巨大市場と目されるアフリカの中でも、エチオピアは過去10年連続で約10%の経済成長を達成するなど、突出した発展を遂げている。
訪れるたびに高層ビルが建ったり、道路が拡張工事されたりと、視覚的にも彩りを重ね続けるアディスアベバの街を歩いた。
風物詩とも思えた市内中心部のスラム街はほとんど取り壊され、抽選の運と現金のある人は、「コンドミニアム」と呼ばれる郊外の国営集合住宅に移転したと聞く。
「コンドミニアムは水道もトイレもあってそりゃ快適だ。」でも代わりに長年培われた地域社会のつながりや絆が失われていくのは寂しいよ」と移転者の1人は話す。
垣根が低いとはよくいったもので、生活水準が低い地域では、人とのコミュニケーションは密だったという。
また、激しく上昇する物価に対して賃金は比例しておらず、
多くの市民が華やかなビルの脇で昔ながらの質素な生活を続けている。
町が都市化すればするほどに地域のつながりは薄くなっていく。
きっと世界共通の課題ではないでしょうか?もちろん、生活が便利になったり、技術が発展したりすることは望ましいことでもあります。
得るものがあれば、失われるものもある。
発展という現実の中で生きること自体の豊かさを考えさせられる記事ではないでしょうか。