新型コロナウイルス感染拡大により、警戒レベルも上がってきています。
来週からの授業や活動等にも影響が出てきています。あるクラスで子どもたちに「再び休校になったら?」と投げかけると、即答で「それは、いや。」という反応。
そうならないようにしていくためにも、改めて3密回避や手洗い・消毒などの対策とともに規則正しい生活をしっかりと意識していかなくてはなりませんね。
来週は、個人懇談もあります。感染防止対策をとった上で保護者の皆様にお越しいただけるようにしていきたいと思います。
今日はこんなお話☆
『水のつながりは、命のつながり』
インドのガンジス川は、インドの人たちにとって”マザーガンガー”と呼ばれる神様。
赤ちゃんが生まれると、聖なるガンジス川の水をトゥルシーの葉っぱから赤ちゃんの口に垂らして祝福します。また、亡くなった後は、遺灰をガンジス川に流すそうです。
その一方で、人々はガンジス川で洗濯をし、沐浴も行います。排泄物や工場の汚染水も流れてきます。時には、遺体や死んだ牛がそのまま流れてくることも。
そんな川に入ったら、確実に危ないことが分かります。実際の調査でも、100ミリリットル当たり500個という基準値に対し9~20倍の大腸菌が検出され、「生活排水が処理されないまま流れ込んでいるのが原因だと報道されたことも。
しかし、沐浴をしていたインドの人はこう言ったそうです。「心が清められる。濁っていても、これは聖水だ。」
このことからも分かるように、マザーガンガー(ガンジス川)は神様だから何を流しても清められると思っている人が多く、川の中にどんな生きものがいるのか?川に流されたゴミや汚物がどうなるのか?などを知らない人も多く、生活の中でもゴミはゴミ箱ではなく、道へ捨てることも常識のようです。(現在、川の浄化は進められています。)
日本では、理科や社会の授業で、川にどんな生きものが生きているのか?水はどのように浄化されるのか?など、環境について学ぶ機会が自然にあります。そうした学びにより、自然に感謝したり、環境を守ろうという気持ちが育まれます。
私たち日本人が当たり前のように受けている教育が大切だということに気づかされます。そして、生きものたちはみんな、水がないと生きていけません。みんなで、大切にしていきましょうね☆