卒業記念読み聞かせ

◆本日2限目に音楽室にて6年生の子どもたちへ、PTAの保護者による卒業記念の読み聞かせがありました。『86400円』『行き当たりバッタリ』『えんとつ町のプペル』の3話。どれも卒業を目の前に控えた6年生にぴったりなお話でした。
 1話目。毎日、自分の銀行口座に86400円が振り込まれ、使い切らなければ消えてしまう。繰越すことはできず、他に移すこともできない。そのお金は実は時間。86400秒が毎日与えられ、それをうまく使い切らなければもったいない。そんなことを感じさせてもらえるお話。2話目。命がけで崖を登ったバッタが、ガンバッタになるお話。なんと、中学生が作ったお話。3話目。えんとつそうじ屋のルビッチとゴミ人間のプペルが出会い、友情を育んでいくが、おまえといるといじめられるから、もう会わないと言われてしまうプペル。しかし、後にプペルがルビッチの亡き父の形見を一生懸命に探してくれていることを知ったルビッチは再びプペルと友情を取り戻す。父の形見は、プペルの体の一部にあったことを知り、ルビッチは、お父さんが会いにくれたんだと理解する感動のお話でした。
 そして、読み聞かせボランティアの方々からの歌のプレゼントもあり、感動的な会となりました。読み聞かせボランティアのみなさま、1年間本当にありがとうございました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

 最後に、『えんとつ町のプペル』のルビッチの父親がルビッチにかけた言葉を紹介します。
 他の誰も見ていなくてもいい。
 黒い煙のその先に、お前が光を見たのなら、
 行動しろ。思いしれ。そして、常識に屈するな。
 お前がその目で見たものが真実だ。
 あの日、あの時、あの光を見た自分を信じろ。
 信じぬくんだ。たとえ一人になっても。

 この絵本のお話を聞いていると、信じぬいて行動する人の周りには自然と仲間が集まり、決して一人なんかにはならない。そう感じさせられます。6年生のみなさんが、これから先の人生、自分の道を自分で切り拓いていく人へと成長していくことを願っています。

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