5年生は、総合的な学習のテーマである「自分を見つめ、見つけよう未来」の一環で、アフリカ南部にあるマラウイ共和国のNSANAMA Primary School(ンサナマプライマリースクール)の7年生(12歳の児童)とビデオ通話を使って、リアルタイムの国際交流授業を行いました。
JICA青年海外協力隊2018年度2次隊でマラウイ共和国に派遣され、教育現場で活動されている森 和弘先生と今年1月から計画してきました。
“日本の子ども達にもマラウイの子ども達にも、世界を感じ、同年代同士、肯定的に出会い、ちがいを認め合って未来を生きてほしい。”という願いから、今回のプロジェクトが始まりました。
日本との時差はマイナス7時間。当初は11月20日に実施の予定でしたが、計画停電や雨季による豪雨の影響で、2度延期。その分、楽しみはどんどん膨らんでいき、ついに26日待望の授業実施ができました。
はじめに、こちらの子ども達がマラウイの公用語であるチェワ語であいさつ。
Nonse NSANAMA Primary School Muli bwanji(ノンセ ンサナマ ムリブワンジ)
「ンサナマプライマリースクールのみなさんこんにちは!」
ンサナマプライマリースクールの子ども達も
「東小学校のみなさん、こんにちは!」と日本語であいさつを言ってくれて、大盛り上がり!!
お互いの小学校の紹介を行い、質問会に。
ンサナマプライマリースクールからの質問は、
①ユニフォームはありますか?
②教科はいくつありますか?どんな教科がありますか?
③食べものはどうやって獲得していますか?
の三つ。東小には、制服はありませんが、体操服やランドセル、黄帽子があることを伝えました。
教科は14教科全て紹介し、その多さにンサナマの子ども達もとても驚いていました。
食べものはスーパーに買いに行くこと、農家が減っていることなどから日本は食料自給率が低く、ほとんどの食料を外国から輸入していることを伝えました。また、マラウイにもあるフルーツ・マンゴーを話題に「日本人にとっても高価なマンゴーがあり、日本円で5千円以上するものもある。」と伝えると、ンサナマの子ども達から驚きの声が上がっていました。マラウイでは、学校によって制服の色がわけられていること(ンサナマプライマリースクールは、青と白)や「農業」が教科であること、マンゴーは0.15円で買えるものもあることを教えていただき、東小の子ども達も大変驚いていました。
東小からの質問は、
①普段どんなことをして遊びますか?人気の遊びは?
②クリスマスはどのように過ごしていますか?
③どんな風に1日を過ごしていますか?(平日・休日)
とても興味深い返答をしてくれました。ぜひ、お子さんへ伺ってみてください。
予定では、それぞれ歌やダンス、組体操なども披露する用意をしていましたが、時間切れでできませんでした。
年明け、
「もう一度交流しよう!」と約束しました。
2回目、3回目の交流を必ず実現して、さらにマラウイの子ども達との絆を深めたいと思います。